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武蔵野大学 教育学部 若森さん

  • 執筆者の写真: Official IPPO
    Official IPPO
  • 2024年12月1日
  • 読了時間: 8分



自己紹介

こんにちは!武蔵野大学教育学部教育学科3年の若森ひかりと申します。

大学では主に教職課程を履修しております。

週末は、幼児や小学生が通うスポーツスクールで指導をしています。

また、『子どもたちにさまざまな体験活動を通して人として成長できる環境を創り出す』という夢を追いかけ、日々突き進んでいます。


IPPOに参加した理由

理由は大きく2つあります。

〈理由①〉

1つ目は、​​普通の海外旅行では経験できない事(運動会企画と実践、学校見学等)が経験できることです。

今回、運動会を届けに行くということで、0から考えた種目を現地に持っていき、実践して来ました。

私は、今年5月に初めてイベント企画に携わらせていただき、そこで企画する楽しさ、自分たちで作った企画で人の心を動かせることを知りました。

だから今回、普段はスポーツの機会に恵まれない子どもたちに体を動かすことの楽しさが伝わる企画を作りたい!

そして、子どもたちの心を動かしたい!と思い、参加しました。





今回、自分たちで企画したプログラム『トレイントレイン』

この種目は、運動会で実施したプログラムの中でも子どもたちに一番人気でした!



また、日本とセブ島の子どもたちの活動への取り組み方には、どのような違いがあるのかについて、見に行きたいと思いました。

これは個人的な意見なのですが、日本では、ほとんどの子がスポーツや体育が身近にある環境にいて、できる事が当たり前になっているせいか、スポーツや体育の授業においてワクワク・キラキラしている姿があまり見られないような気がしてます。

実際に現地へ行き、セブ島の子どもたちの反応、喜び方、取り組み方の違い等を見てきたいと思ったことも理由の一つです。

実際見てきてセブ島の子どもたちがどんな様子だったのか〈実際に行ってみて〉でお伝えしていきます。


〈理由②〉

2つ目の理由は、「自分が経験したことしか子どもたちに伝えられない!」「自分がここで動かなきゃこれから出会う子どもたちの心も動かせない!」と強く思ったからです。正直、このツアーに参加するか〆切ギリギリまで悩みました。

何がそんなに私を悩ませていたかというと、それは単純で「海外が怖いから」です。

私にとって、今回のセブ島が初海外でした。

私は今まで、一生日本から出ないんだろうなって思っていた時期もあったし、ご飯も日本の方が絶対美味しいし、飛行機墜落したら死んじゃうし、英語話せないし、恐怖と不安でいっぱいでした。でも、そんな私を突き動かしたのは自分で大事にしている言葉でした。

私には人生のモットーがあります。それは、「挑戦あるのみ!その先にある景色を見に行こう!」です。今、今まで挑戦してこなかった扉が目の前にある。

でもこの扉を開かずそのままにしていたら、将来子どもたちに伝えられるはずだったことが伝えられない、子どもたち・自身の可能性を広げられない、得られるはずだった学びが得られない、出会えるはずだった人と出会えない、そんなの絶対に嫌だ!そう思ったんです。

現地の事をインターネットで調べたり、本を読んだり、実際に行った人から聞くことにより現地を知ることは確かにできます。

でもそれでは何の深みもありません。

人の心に響くストーリーとは言えません。

私は、人の心を動かせる人、この人について行きたいって思ってもらえるような人になりたいんです。

だからこの足で現地に行き、この目で現地を知り、この手で現地の子どもたちと触れ合おうと決めました。

自分で経験したことしか伝えられないから。

これを読んでくれている方が、もし一歩踏み出すのを躊躇っているのであれば、この経験をした後にこの経験が自分の自信に繋がったり、プラスになるのかどうかを考えてみてください!

きっと考え終わった時には、その一歩踏み出しているでしょう。一歩踏み出してみないとわからないこと、たくさんあるよ!

その一歩が必ず自分を成長させてくれるはずです。



実際に行ってみて

ここでは、IPPO踏み出したからこそ知った、セブ島の子どもたちの様子をお伝えして行きます。私はこれまで世界の貧困地域については特に興味は無く、SDGsの授業で学ぶ程度でした。

そこで学んだ知識としては、一般的に思い浮かべるような「世界には極度に貧しい生活をしている可哀想な子どもたちがいる」その為、「教育格差や医療格差が起こる」そこで自分たちにできることとしては、「募金活動やフェアトレード商品を買う」ということです。

授業受けて得た知識これだけかよ!って思うと思います。

でもその時の私にはあまり響かなかったのでこの程度なんです。

でも!

実際に現地に行って、4日間セブ島の子どもたちとの活動を通して分かりました。

『貧困地域=可哀想』 

これは大間違いだったということが。

もう本当に本当に、「子どもたちが生き生き」としていました。

この「生き生き」している子どもたちの姿が目に浮かびますか?

「生き生き」を辞書で調べると、活気が溢れて勢いの良いさま。また、生気がありみずみずしい様。と出てきます。まず、活気が溢れて勢いの良い子どもを思い浮かべてください。

その姿とは、元気いっぱいで一生懸命に取り組む子どもたちの姿です。

練習会場に私たちがボールやコーン等の道具を運んでいるとあっという間に子どもたちが集まり、

「ボール!ボール!」「空気入れて!」「フラフープはどこ?」と駆け寄ってきて一瞬で全ての道具が手元からなくなりました。

子どもたちは年齢関係なくバスケ、サッカー、バレーボールをしたり、コーンやマーカーを使い自分で遊び方を考え、一人ひとりが夢中に遊んでいました。

そしてすぐに飽きる事もなく、とにかく本気で遊び続けていました。次に、笑顔を思い浮かべてください。普通の笑顔じゃないですよ。

とびっきりのスマイルです。楽しさや嬉しさはもちろん、今を全力で生きることでなれる笑った顔のことです。子どもたちは、ずっとずっとこの笑顔で溢れていました。ここで忘れないでほしいのが、子供たちが住んでいるのは、「スラム街」だということです。

言葉にならないほどの私に衝撃を与えたスラム街です。

ここで私の目で見てきた衝撃のスラムの住まいをお伝えできればと思います。

まず、住宅への入り口に大きめのネズミが走り去ってびっくり。

入った細道は、暗くて狭くて横から人が出てきて恐怖。お金取られるのではないかと思ったり、襲いかかって来るんじゃないかって思ったり。そして臭い。うぅってなる感じ。口呼吸で進んだ。中に進んでいくと、水たまりや食べ残しが道にあったり、お菓子が売っていたりと、よく分からない路地。

傷ついた猫や犬が突然現れ、何十匹も鶏がいるゲージも突然現れる。

細い道の横に鶏ゲージがあるから驚くというより恐怖。

そして、開けた所には、ゴミが積まれていた。

家と家の間は、布で仕切られているだけ。

日本で言う災害時に体育館に避難し段ボールで区切られた仮設住宅のような雰囲気。想像できたでしょうか?細くて暗くて何がいるか分からなくて臭くて

本当に怖かったです。





衝撃を受けた街



​​話を戻しますね。

私は、このような場所に住んでいる子どもたちのキラッキラ輝く笑顔を見たんです。

道を歩いていると、子どもから手を繋いできてくれたり、話しかけてくれたり、そしてとても嬉しそうな顔をしてくれるんです。

子どもたち同士も手を繋いでおしゃべりしながら遊んでいたり、バスケに熱中していたりと一人ひとりが目を輝かせていました。

スラム街見学の最後、バス乗り場前で子どもたちと触れ合ったのだが、「高い高いして!」と両手を出してきます。





このキラキラ笑顔を見て下さい!



「やって!やって!」「もう1回!」とキラキラさせている目は忘れません。

子どもたちは目の前のことに本気で取り組み、笑顔で取り組んでいました。

そして、この姿勢の大切さに気付かせれました。

目の前のことに本気になれなければ自分が納得する結果に辿り着くことはできません。

今、目の前にあること一つ一つに向き合うことが「生き生き」とした姿に結びついていくのだと感じました。



次にやりたいこと

より多くの子どもたちが「生き生き」とした姿、「キラッキラの笑顔」で溢れる姿になる為の行動をして行きます。

先程述べた「生き生き」としていることには、いくつか条件があると考えます。1、夢中になれることがあること2、楽しい空間であること3、人と人がいるということそして、『笑顔』が生まれるんです。これらのうち、1つでもあればそこに笑顔は生まれると思います。

でも、キラッキラの笑顔には複数の条件が当てはまることで生まれると思います。

〈行動①〉

まずは、自分自身が上記のような場所にいれるように自分と対話していきます。自分が「生き生き」としていなかったらそして自分から「笑顔」が消えたら、自分の人生楽しくないし、周りにいる人も「笑顔」にはできません。

〈行動②〉

そして、今アルバイト等で関わらせて頂いている身近にいる子どもたちが「生き生き」とスポーツや自分のやりたいことに挑戦していけるような関わりをして行きます。子どもたちが楽しい!と思う場の設計や一人ひとりに合った声かけ、夢中になれる扉を用意するにはどんなアプローチが必要か等、考えて行きます。





多くの子どもたちにこの写真のような「生き生き」さを



伝えたいこと

子どもたちの笑顔から私が受け取ったメッセージを皆さんにも伝えたいです。

『笑顔が人々を幸せにする 笑顔が人々に生きる意味を示してくれる 笑顔でいれば何だって乗り越えて行ける』

とは言っても、生きていれば苦しい場面もマイナスな感情になってしまう時もあります。

そんな時もあって当然だし良いんです。そんな時こそ、ぜひ「笑顔」このワードを思い出してください!笑ってた方が絶対楽しいし、前向きになれます!

「笑顔」の先に何か見えてくるはずです。一緒に、笑顔な空間を創り、輝いて行きましょ✨

 
 
 

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